未知の野菜を食す/ドイツ版さつまいも(?)
味覚の秋。ドイツでの生活も早半年が過ぎた、秋も深まる11月のある日、私はある欲求を抑えられずにいた。
ホックホクのさつまいも、食べたい。
生まれてこのかた日本食で育ったので、舌があのホクホクねっとりした甘味をすっかり覚えてしまった。焼き芋、さつまいもご飯、大学いも…。毎年秋が来ると「今年も、食べたくなーい?」と食欲が脳内に訴えかけてくる。だがここはドイツ。日本と同じ野菜が手に入るとは限らない。
しかし食欲とは時に、人間(私)の重い腰を上げるのに一役買う。
「ダメもとで、探してみようよさつまいも」
そこまで上手くない五七五で私を奮い立たせる。私は財布と買い物袋を携え近所のスーパーへ向かった。
野菜コーナーをくまなく探す。あるとしたらやはりじゃがいもコーナーの近くか…。ご存知の通りドイツでは、じゃがいもが"芋界隈"で長年覇権を握っている。どんなに小さなスーパーでも、じゃが達は個数単位ではなくキロ単位で売られており、しかも色々な種類がある。レストランでメインディッシュを頼むと大体皿の半分はフライドポテトかローストポテトが占めているし、ドイツ人の胃袋をがっちり掴んでいるのだ、じゃがいもは。
だが私が探しているのは君たちではない。記憶の中のさつまいものあのシルエットを頼りにを続けていると、
あったあった!
じゃがいもの斜め下、商品棚の一番下に、両端が急にすぼまった、いびつだが愛らしいフォルム。目立たないすみっこに追いやられているあたり、彼らのドイツでの肩身の狭さを感じる。想像よりだいぶ色素の薄い茶色の皮に包まれているが、商品名は、"Süßkartoffel"(甘いじゃがいも)。じゃがいものネームバリューにあやかろうとしているような気がしないでもないが、形も名前もなんともさつまいもっぽいではないか。とりあえずお試しで小さめのを二つほど購入した。

家に帰って早速割ってみる。(桃太郎?)

ん、オレンジ???
皮の色素が薄いので、中身も薄めの黄色を勝手に想像していたら、着色料でも使ったのかというようなゴリゴリのオレンジ色で面食らってしまった。完全に予想外である。そして日本のさつまいもと比べて断面がみずみずしい気がする。なんだか、「ホクホクねっとり」の感動をこの芋たちから味わうことができるのかが怪しくなってきた。君たち、本当に私の知るさつまいもなのか…?
半人半疑だが、とりあえず一口サイズに切って、レンチンしてみた。

オレンジみが増して、なんだか人参らしさが出てきた。かぼちゃっぽくもある。これだけ見てさつまいもだと思う日本人はいないだろう。(ちなみにドイツ人彼氏も、この写真をチラ見して「キャラメル?」と言ってきた。ドイツでのさつまいもの認知度の低さが分かる。)
熱は通ったので、一縷の望みをかけて一つ食べてみた。
うん、甘いじゃがいも。
確かに甘みがあって美味しいが、自己主張してこない。飲み会の席で全く話さないけどなんかそこにいる人くらいの存在感だ。残念ながらねっとりもホクホクも感じられない、淡白な食感。彼らは決して、じゃがいものネームバリューに乗っかって甘いジャガイモと名乗っていたのではなかった。本当に、じゃがいもの甘い版だったのだ。
残念でした、ちゃんちゃん!では私の食欲に面目が立たないので、これで最大限美味しいものを作ることにした。日本のさつまいもを期待していたからその差にがっかりしただけで、「ドイツの甘いじゃがいも」と思えば十分に魅力的な食材だ。
冷蔵庫にあった鶏もも肉と、玉ねぎを切ってバターで炒め、小麦粉をまぶして牛乳を加える。
人参、じゃなかった、さつまいもを加えてとろみが出るまで混ぜる。
耐熱容器に入れてチーズを載せ、オーブンでチーズに少し焦げ目がつくまで焼いていく。

バジルを散らして完成。
ドイツ版さつまいものグラタン。
「チーズがかかっていれば中身がなんであれ美味い」を普段から提唱しているので、グラタンにしてみた。お味の方は、意外にもさつまいもの優しい甘味とチーズの塩加減が絶妙にマッチしてとても美味しかった。彼氏からも好評だった。
私の求めていたさつまいもではないが、最終的に新たなお気に入り野菜の仲間入りをしたSüßkartoffel(ドイツ版さつまいも)。日本に帰ったらお腹いっぱい「ホクホクねっとり」を堪能するとして、ドイツにいる間はこの芋と仲良くやっていこうと思った次第である。
ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅⑦ ロマンチック街道はじまりの地 ヴュルツブルク
こんにちは、びびです☺︎
南ドイツ1週間の旅、最後の街はヴュルツブルクを訪れました。ロマンチック街道はこのヴュルツブルクから始まっているのと、観光スポットも多いことから、ドイツ人にとっても有名な観光地なんだそうです。
まずやってきたのは、1981年に世界遺産に登録されたヴュルツブルク宮殿です。18世紀に建築家のバルタザール・ノイマンによって建てられましたが、戦争で壊滅的な被害を受け、改修工事を経て今の姿になりました。しかし、当時使われていた家具や装飾品などは奇跡的に残っているものも多く、見学することができます。

カメラに収まらないスケールの大きさ。入り口前にはたくさんのツアー客の方々がいました。入場料9ユーロを支払い、中へ入ります。

入り口から左手にすぐ見える大きな階段を登ると、たくさんの人物が描かれた天井の巨大な絵画に圧倒されました。それもそのはず、この天井画は世界最大と言われているそうです(18×33m)。イタリア人画家のティエポロが13ヶ月かけて仕上げた作品です。

余談ですが、階段を登って踊り場に着いた時に背面側に見えるこの男性は、どこから見ても目が合うように見える仕掛けが施されている、とガイドの人が言ってたよー、と彼氏ママが教えてくれました(伝言ゲーム?)。

堅実な外見を持ちながら、宮殿の内装は煌びやかで装飾の限りが尽くされています。

部屋一面がキラキラした鏡と装飾で彩られた鏡の間、思わずため息が出るほど。あまりの輝かしさに、ずっと眺めていると目がチカチカしてきそうでした。

世界大戦にも屈せず残った家具、道具などを展示するコーナーにあった、「鼻」、、?彼氏曰く貴族たちがゲームをする時の道具だったとか。え、一体どんな遊び??

豪華なお部屋の数々を見学した後は、宮殿の隣にある、これまた世界遺産のホーフガルテンへ行ってみました。広大な庭園は、宮殿を横目に散歩するのにぴったりです。

THE・木!な三角形に剪定された木々。おとぎ話の世界みたいでかわいい〜
続いてこれまた有名な観光スポット、マリエンベルク要塞へ。
13世紀に建てられた丘の上の要塞。頂上までワイン畑が続く道を30分ほど登ると、ヴュルツブルクの街を一望できるとのことだったので行ってきました。

ワイン畑と、その上に見える要塞。彼氏のご両親が宮殿見学の後にワインを買ったのですが、それが偶然にもこの要塞周りの畑で採れた葡萄から作られたみたいでした。

要塞からのヴュルツブルクの眺望です。

ここからは、鮮やかな赤色が特徴的な教会、マリエンカペレを見ることができます。それより少し前には、マリエンベルク要塞と旧市街をつなぐアルテ・マイン橋と、その上でワインを嗜む人々が見えます。今夜はこの橋のすぐ近くにあるレストランで夜ご飯です。

こちらのレストランでは、ワインのテイクアウトもできるほか、店内での食事も可能。テラス席は川に突き出るように設計されていて、アルテ・マイン橋やマイン川を眺めながら食事ができます。

私はこちらのロゼワインと、

旅の最後を飾るメニューとして定番のドイツ料理、ソーセージとザワークラウト、そしてローストポテトを注文しました。安定の美味しさです。店内の雰囲気も温かみがあってとても満足しました。

夜にたまたま宮殿の前を通ると、綺麗にライトアップされていました。光に照らされ黄金色になった姿は荘厳で、この旅の締めくくりにぴったりでした。
ずっと行ってみたかったドイツ南部。文化、建築、食といった色々な面で発見があり、感動がありました。観光スポットやイベントなど、私の希望を聞いて連れて行ってくれた彼氏のご両親には、感謝しかありません。レストランで食事をする度に自分の料理を「試してみる?」と一口くれたママ、とんでもない走行距離を、毎日快く運転してくれたパパ。自分は恵まれているなあと思うばかりです。
そして、とても長くなってしまった今回の旅行記、読んでくださった皆さんにも感謝です。ありがとうございました☺︎
ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅⑥ 進撃の巨人 城壁に囲まれた街ネルトリンゲン
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こんにちは、びびです☺︎
旅も終盤、6日目はネルトリンゲンを訪れました。全長2.7kmの城壁に囲まれた楕円形のネルトリンゲンは、なんと1500年前に落下した隕石の跡地に造られた街です。そして「進撃の巨人」のモデルになったのではとも言われています。ロマンチック街道のメンバーでもあります。
クレーターの上にできた街でロマンチック街道沿いにあり、14世紀に造られた城壁に囲まれ、そのユニークな地形から大人気漫画のモデルとも噂されるネルトリンゲン…。もう宣伝文句がいっぱいありすぎて観光産業には困らなそうな街です*1。

一旦ホテルにチェックインして荷物を置き、散歩がてら2.7kmの城壁の中をぐるりと回ってみることにしました。14世紀に建てられた屋根付きの城壁が当時のまま残っていて、その中を歩けるのはこのネルトリンゲンでしかできないようで、貴重な体験です。

城壁の中はこんな感じ。誰でもいつでも入ることができます。歴史を感じると同時に、これが何百年もの時を経て現在まで残っていることがいかに凄いことかを実感しました。

ネルトリンゲンの建物はほとんどすべてがオレンジ色に統一されています。城壁散歩中、古くなってくすんだオレンジ色になった屋根を新しい綺麗なオレンジに張り替えている方達もいました。

城壁内には全部で5箇所スタンプを押せる場所があり、5つのスタンプを全て集めて街の観光案内所に行くと景品がもらえるみたいです。完全に子供向けのスタンプラリーでしたが楽しそうだったので挑戦しました。(途中でこのカードを握りしめた5歳くらいの女の子とすれ違った時若干気まずかったです。)結果、城壁内の工事をしている箇所があってコンプリートならずでした。残念!

突如城壁の外側に超巨大な謎の罠が現れました。説明文を読むとこれはある芸術家さんの作品で、進撃の巨人との関係は全くないようです。でも、サイズといい設置された場所といい、もしかして本当に巨人の襲撃に備えちゃってるんじゃないの〜?と、想像を巡らせました。

2.7kmのお散歩の後は、城壁の中央、街のほぼ真ん中にある聖ゲオルク教会へやって来ました。ここへきた目的は、協会内にある塔を登って展望台からネルトリンゲンの街を眺めるためです。ミュンヘンのフラウエン教会でも86段の階段を上がって展望台まで行きましたが、この聖ゲオルク教会の展望台まで続く階段はなんと350段!次の日の筋肉痛を覚悟して挑みました。
木造の階段には壁など至る所に進撃の巨人のファンと思われる人たちが残した寄せ書き(落書き?)が書かれていました。

膝の震えに鞭打ってたどり着いた地上約90mの展望台からの景色がこちらです。360度街を見下ろすことができます。方角によっては城壁の外側に豊かな田園が広がっているところもあり、「城壁に囲まれた街」ならではの美しい眺めでした。
しばらく景色を堪能した後、「350段登ったということは、下らないといけない」という事実にショックを受けましたが、彼氏ママが「この後カフェで一休みしよう」と提案してくれたので頑張ることができました。

教会近くのカフェで、ケーキと紅茶をいただきました。Käsesahnetorte(ケーゼザーネトルテ)というこちらのケーキは、真ん中のチーズクリームをふわふわのスポンジで挟んだもの。クリームがあっさりしていて軽い口当たりなので、ぺろりと食べれる美味しさです。糖分摂取で体力を取り戻した後は、再び街散策に戻ります。

小さな小川が街の中を流れていました。この川も何世紀も変わっていないのでしょうか。

ネルトリンゲンは、昔ながらの面影を残した建物が多いのに加え、住んでいる方たちのセンスもすごく素敵だと思いました。家の前にアンティークベンチを置いたり、色とりどりのお花を植えたり。なんだか中世の人々の暮らしに迷い込んだかのような感覚でした。

中世の街並みが残る小さな街、ネルトリンゲンを堪能した6日目。7日目はいよいよ今回の旅の最後の目的地、ヴュルツブルクを訪れます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎
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ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅⑤-2 本場のオクトーバーフェスト
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今回の旅のメインテーマの一つ、「オクトーバーフェスト」へ向かいます。街にはバイエルン地方の伝統的な衣装を身に纏った人がたくさん。日本人で言う浴衣のような感覚で、ドイツ南部の人なら1人1着持っていて、オクトーバーフェストなどイベントの時に着るそうです。

イメージはこんな感じ*1。女性はディアンドルという、ブラウス、スカート、エプロンを組み合わせたスタイルで、男性は膝丈のレザー製ズボンに長めの靴下を合わせるようです。観光客がこれらを買ったり、レンタルできるようなお店も見かけました。
オクトーバーフェストの会場は、ミュンヘン中心街から少し離れたテレージエンヴィーゼという場所にあり、その広さは東京ドーム9個分と、世界最大規模のお祭りなんだそうです。中で飲食ができる巨大なテント、ビアホールが立ち並び、それを囲むように移動式遊園地(Kirmes)のアトラクションや屋台が設置されています。

入場料はかからず、アトラクションに乗りたい場合はその都度お金を払うシステムでした。18時少し前に到着したのですが、早めの時間帯だと屋台の商品がセールになっていることもあって、家族連れを中心に賑わっていました。彼氏パパはこの移動式遊園地の雰囲気が昔から好きみたいで、ニコニコでたくさん写真を撮っていました。かわいい。お母さんは1人で大きなわたあめを買って頬張っていました。かわいい。なんだかパパママの方が20代の私と彼氏よりも童心を忘れてない気がします。

一角では19世紀に鋳造された18mの荘厳なバイエルン像が、バイエルン州の象徴としてお祭りの様子を見守っていました。この近くの屋台で夜ごはんを買います。

私が買ったのはこの「2分の1メートルホットドック」!19時までに買えば半額ですよ〜と店員さんが言っていたので迷わず購入しました。バゲットにこんがり焼いたソーセージを挟んだシンプルな一品で美味しかったです。50cmのソーセージ、お腹いっぱいになりました(笑)
日が落ちて暗くなってくると、アトラクションや建物がライトアップされてとても綺麗でした。客層は家族連れから若者、中高年の友人グループ中心になってきます。

ちらほら、お酒の強いドイツ人に似合わず酔っ払っている人も見かけました。屈強な彼らが酔うなんて一体何リットルのビールを飲んだのでしょうか…。考えるだけで恐ろしや…

一際賑わっているビアホールがあったので、ちょっと中に入ってみると、中は人、人、人!彼氏ママが、オクトーバーフェストのテーブルはその年の春頃にもう予約でいっぱいになる時もあると言うので、ここにいる皆さんはその激戦を制した大の祭り好きに違いありません。
ホール内には、誰もが知っているようなポップ系の音楽が流れていて、椅子やテーブルの上に立って踊っている人がいたり(それいいの?)、かと思えば、伝統衣装に身を包んだおじ様グループが1リットルのビールジョッキ片手に談笑していたり。皆さんそれぞれのスタイルでフェスティバルを楽しんでいました。
今回は、オクトーバーフェストの後に彼氏パパがホテルまで運転しなければならなかったので、みんなでノンアルで挑みました。いつか、テーブル予約激戦を制して1リットルジョッキで盃を交わし、テーブルの上で踊り明かしたいと思います(いいのかな?)。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎
ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅⑤−1 世界6大美術館 アルテ・ピナコテーク
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5日目は朝からミュンヘン市内のレストランへ向かいます。ドイツ南部・バイエルン州の伝統的な料理であるヴァイスヴルスト(『白いソーセージ』)を食べるためです。新鮮な仔牛の肉やハーブ等を腸詰めにし、普通の茶色いソーセージと比べて低音で調理されるヴァイスヴルスト。昔は痛むのも早かったため、朝と昼の間限定のメニューだったそうです。その名残りで、現在でも昼前に食べられることが多いのです。

いただいたのがこちらです。プレッツェルの下の白い陶器の器に、お湯に浸かったヴァイスヴルストが入っています。
ヴァイスヴルストは皮を食べることはできず、「こうやれば綺麗に食べれるよ〜」と彼氏ママに手取り足取り教えてもらいました。まず、フォークとナイフを使ってソーセージを縦に切り、完全に開いたら中身だけを抉るようにして取って、マスタードをつけていただきます。手つきだけ見たらソーセージのオペをしている気分で楽しかったです。ヴァイスヴルストはフワッフワで、ハーブと調和したお肉の旨みをしっかり感じられながらも優しいお味でした。プレッツェルとの相性も◎。そしてなんといっても一緒に食べるマスタードがとにかく美味しい!バイエルン地方のマスタードは甘口で粒々が入っているのが特徴で、私の好みにドンピシャでした。来年日本へ一時帰国する時の家族へのお土産候補に躍り出ました。

ちなみに彼氏はヴァイスヴルストをいまだにうまく食べられないと言っていました(笑)
レストランで素敵な朝食をいただいた後は、私と彼氏で世界最古の美術館の一つで世界6大美術館にもなっているアルテ・ピナコテークを訪れました。パパとママはもう既に3回ほど訪れたことがあるようなので、ここから少し別行動です。


9ユーロでチケットを購入し、大きな荷物はロッカーに入れていざ美術館巡りです。美術館は一階と二階に分かれており、とにかく広かったです。

壁一面に絵が展示されており、しかもかなり有名な画家の作品が多く(レオナルド・ダ・ヴィンチ、クロード・モネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ラファエロ・サンティなど)、美術にあまり明るくない私でも「え、これ見たことある!」という作品が多くありました。
彼氏の大学の専攻の一つが美術史だったのもあって、「この作品はルネサンス期のもので…」「この画家は○○も描いた有名な人で…」などなど、豆知識を披露してくれて楽しい時間を過ごせました。部屋ごとに設置された椅子に腰掛けて作品を眺めたり、気に入った絵の写真を撮ったりして、3時間ほど滞在しました。






目を肥やした後はお腹も満たそうということで、美術館の中にあるカフェで一休み。

ヨーグルトベリーケーキとコーヒーをいただきました。私の中であるあるなのが、「美術館に入っているカフェ、めちゃくちゃ美味しい」です。(共感してくださる方いますか?)甘酸っぱいベリーソースとさっぱりしたヨーグルトが調和してもう一つ注文しようかと思ったくらいです。彼氏もザッハトルテを秒で完食し満足げです。
芸術鑑賞の後は、彼氏のご両親と合流してオクトーバーフェストへ向かいました。これについては次のブログでご紹介します。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎
ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅④ リンダーホーフ城/ミュンヘン
前回のブログは、こちらから。
こんにちは、びびです☺︎
アルプスの壮麗な景色を心ゆくまで目に焼き付けた後は、ドイツで三番目に大きい都市、ミュンヘンへ。
ですがその前に寄り道して、1日目に訪れたノイシュヴァンシュタイン城の建設者であるルートヴィヒ2世が建てた別のお城、リンダーホーフ城を見学しに行きました。全部で3つの城を建設したルートヴィヒ2世ですが、実は完成したのはこのリンダーホーフ城だけです(ノイシュヴァンシュタイン城も未完成です)。彼が約8年もの間実際に住んでいた城というのもあって、ルートヴィヒ2世ファンの私と彼氏ママの希望で立ち寄ることにしました。

ルートヴィヒ2世*1、若い頃はとてもハンサムだと評判だったようですが、異様なまでに音楽や城の建築に浪費を重ね、挙げ句の果てには精神病と診断されて王の座を退き、最期は専属の医師とともに湖で遺体が見つかったという、なんとも謎に包まれた人生を送りました。
考察のしがいがありそうな人物です。

そんな彼が長年住んでいた城の外観はこんな感じ。ノイシュヴァンシュタイン城と比べるとコンパクトで可愛らしいサイズです。
入場料9ユーロを払うと、城の内部をツアーで回ることができます。城内は撮影禁止でしたが、可愛らしい外観とは裏腹に豪華絢爛な部屋ばかりで「さすが一国の王が住むだけあるな…」と舌を巻きました。私たちが見学したのは、世界的にも珍しいピアノがある音楽部屋、一面煌びやかな鏡に覆われた鏡の間、ルートヴィヒ2世が実際に食事していた部屋、寝室などです。大学時代ワンルームのアパートで事足りていた私とは次元の違う部屋の数に驚きました。
ルートヴィヒ2世はフランスのルイ14世を敬愛していて、部屋のあちこちに彼の絵を飾ったり、城のデザインもヴェルサイユ宮殿を所々モチーフにしたそうです。ドイツを代表する作曲家、リヒャルド・ワーグナーの才能に惚れ込んで、彼を自宅に招き演奏させていたというエピソードも聞くことができました。ルートヴィヒ2世の当時の生活に想いを馳せるひとときでした。
お城を後にして、近くのベーカリーでパンを購入し出発です。窓から見える牧場や伝統的な建物をしばらく楽しんでいると、街の規模がだんだん大きくなっていき、ドイツ第3の都市に向かっている実感が湧いてきました。
ミュンヘンに到着しまず向かったのは、フラウエン教会です。

二つの高い塔(100m)がミュンヘンのランドマークになっていて、遠くからでも目を引く教会。誰でも無料で中に入ることができます。教会内にあるショップでチケット(大人7.5ユーロ)を購入すれば、この塔を登ってミュンヘン市内を見渡すことができるということで、行ってみました。
途中までは狭い螺旋階段を86段登らなければいけないので、日頃の運動不足を思い知るいい機会になりました(笑)階段を上り切ると、残りはエレベーターでさらに上の展望ルームへ移動できます。

展望ルームは360度窓からミュンヘンの街並みを見ることができます。写真に写っているのはマリエン広場です。ミュンヘン市内にはフラウエン教会より高い建物はないので、「ミュンヘンを一望したい」方にはぴったりかもしれません。この教会からオクトーバーフェストの会場も見ることができました。

ちなみに教会の中はこのようになっています。ステンドグラスの繊細さと、白く力強い支柱が絶妙なバランスを作り上げていると思いました。

こちらはマリエン広場にある市庁舎です。広場には、デパートやレストランが所狭しと並んでいて、ここだけで半日過ごせてしまいそうでした。

銅像に扮した愉快なおじ様もいました。

しばらく散歩して英国風の大きな公園に向かっていると、川の流れを利用してサーフィンの練習をしている人たちがいました。天候に関わらず流れが一定なので、地元はもちろん中には遠方からサーフィンをしに来る方もいると彼氏ママが教えてくれました。川幅はそこまで広くないものの、腕の立つサーファー達の見事な技を見て皆さん盛り上がっていました。

他にも、かつては王宮として使われていたミュンヘン・レジデンツや、

ヒトラーが政権を握っていたナチス時代のシンボル的存在だったというフェルトへルンハレなども見てきました。かなり歩いたのと、次の日も朝早いので夕食を取るためレストランへ。

私はこちらのカイザーシュマーレンを注文しました。アルプシュピッツェの山小屋で彼氏ママから一口もらったカイザーシュマーレンが美味しすぎてまた食べたくなりました。こちら、ふわふわのパンケーキをナッツやレーズンと一緒にキャラメリゼし、別添えのリンゴのソースをつけていただくのですが、これがもう最高に美味しかったです。リンゴのソースが甘さ控えめなので、これでもかとキャラメリゼされたパンケーキも重くならず、むしろちょうどいい。実はこれ複数人でシェアする用のメニューだったのですが、関係ありません。美味しくいただきました。
お腹も心も幸せになったので今日の宿へ。次の日は今回の旅の大きな目的の一つ、本場のオクトーバーフェストに行くので、早めに寝て体力を回復させました。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました☺︎
ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅③-2 ドイツ最高峰の絶景散歩
前回のブログは、こちらから。
こんにちは、びびです☺︎
前半では、アルプシュピッツェ中心にアルプス山脈を「上から」堪能したので、後半では麓からドイツ最高峰を楽しみます。
アルプシュピッツェのロープウェー駐車場のすぐ近くに、なんとものどかな景色が広がっていました。

ゴツゴツした険しい岩山の麓には、広大な牧場と、そこでのんびり暮らす牛たちがいました。その牧場の中を線路が通っていて、たまに電車が通過します。こんなに広い芝生を与えられ、檻に囚われることもなくストレスフリーな人生を歩んでいる牛たち。散歩している人もちらほらいたので、中に入ってみました。

アルプスと聞いて私が思い浮かべる風景そのもの。この写真、このまま牛乳やチーズのパッケージになってもおかしくない。

牛たちは本当におとなしくて、草を食べるか、ぼーっとするかして過ごしていました。首にはベルがついていて、動くと音が鳴るようになっています。写真、撮らせてくれてありがとう☺︎
THE・アルプス!な眺めを楽しんだら、次はアイプゼー(Eibsee)へ向かいます。アイプゼーは、ドイツ最高峰ツークシュピッツェの山麓に位置する湖です。透明度の高い水が美しい上に、そこからツークシュピッツェの山頂を拝めるということで、期待大です⭐︎

駐車場に着くと、そこから既にツークシュピッツェが見えました。大迫力です。ちなみにこのツークシュピッツェはドイツとオーストリアにまたがっており、反対側はオーストリア領土です。
湖を一周できる道が整備されており、全長7.1km、所要時間2、3時間とのことだったので軽めのハイキングをしていきます。

水は本当に綺麗で、太陽光の当たり方によって、濃青やエメラルドグリーンなど、様々な色になります。底が見えるほど透明で、魚もいました。

カモも泳いでいました。9月の終わりでしたが、中には水着を着て泳いでいる人もいて、「そこまで水は冷たくないよ!」と言っていました。

反対側に目を向けると緑豊かな森になっており、たまに小さな滝もあったりして飽きません。全体的に高低差もあまりなく、綺麗な景色に圧倒されてあっという間に一周できました。

ツークシュピッツェの姿が湖に綺麗に映し出されたお気に入りの写真です。天気が心配でしたが、山の姿をはっきり見ることができるくらいの晴天に恵まれました。

これも水鏡に映る山々。私と彼氏ママは3分に一度足を止めては「綺麗〜」と言って同じような写真を撮っていたので彼氏とパパはずっと待っていてくれました(笑)

こちらは湖に浮かぶ小さな浮島。この島までボートを漕いでいる人もいました。釣りとかできるのかな?私も次はぜひ上陸したいところです。

似たような写真がたくさんカメラロールに収められることになった今回のアイプゼー散歩、絶景を見ることができたのでとても満足です。
夜ごはんはホテルの近くの、昨日とは違うレストランへ行きました。

私はお米と野菜が食べたい気分だったのでレンズ豆カレーを注文しました。野菜たっぷりで美味しかったです。飲み物は昨日に引き続き黒ビールですが、今日はホフブロイハウスのものをいただきました。
ちなみになんですが、ドイツのレストランは「ベジタリアン」、「ヴィーガン」のメニューが必ずあり、種類も豊富です。私はそのどちらでもありませんが、動物愛護を唱える人が多かったり、環境問題などへの関心が高かったりするドイツならではの常識なのかもしれないと思いました。
というわけで自然に癒された3日目が終了です。4日目はミュンヘンへ!一度入ってみたかった本場のオクトーバーフェストの様子をお伝えします。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺︎