こんにちは、びびです☺︎
南ドイツ1週間の旅、最後の街はヴュルツブルクを訪れました。ロマンチック街道はこのヴュルツブルクから始まっているのと、観光スポットも多いことから、ドイツ人にとっても有名な観光地なんだそうです。
まずやってきたのは、1981年に世界遺産に登録されたヴュルツブルク宮殿です。18世紀に建築家のバルタザール・ノイマンによって建てられましたが、戦争で壊滅的な被害を受け、改修工事を経て今の姿になりました。しかし、当時使われていた家具や装飾品などは奇跡的に残っているものも多く、見学することができます。
カメラに収まらないスケールの大きさ。入り口前にはたくさんのツアー客の方々がいました。入場料9ユーロを支払い、中へ入ります。
入り口から左手にすぐ見える大きな階段を登ると、たくさんの人物が描かれた天井の巨大な絵画に圧倒されました。それもそのはず、この天井画は世界最大と言われているそうです(18×33m)。イタリア人画家のティエポロが13ヶ月かけて仕上げた作品です。
余談ですが、階段を登って踊り場に着いた時に背面側に見えるこの男性は、どこから見ても目が合うように見える仕掛けが施されている、とガイドの人が言ってたよー、と彼氏ママが教えてくれました(伝言ゲーム?)。
堅実な外見を持ちながら、宮殿の内装は煌びやかで装飾の限りが尽くされています。
部屋一面がキラキラした鏡と装飾で彩られた鏡の間、思わずため息が出るほど。あまりの輝かしさに、ずっと眺めていると目がチカチカしてきそうでした。
世界大戦にも屈せず残った家具、道具などを展示するコーナーにあった、「鼻」、、?彼氏曰く貴族たちがゲームをする時の道具だったとか。え、一体どんな遊び??
豪華なお部屋の数々を見学した後は、宮殿の隣にある、これまた世界遺産のホーフガルテンへ行ってみました。広大な庭園は、宮殿を横目に散歩するのにぴったりです。
THE・木!な三角形に剪定された木々。おとぎ話の世界みたいでかわいい〜
続いてこれまた有名な観光スポット、マリエンベルク要塞へ。
13世紀に建てられた丘の上の要塞。頂上までワイン畑が続く道を30分ほど登ると、ヴュルツブルクの街を一望できるとのことだったので行ってきました。
ワイン畑と、その上に見える要塞。彼氏のご両親が宮殿見学の後にワインを買ったのですが、それが偶然にもこの要塞周りの畑で採れた葡萄から作られたみたいでした。
要塞からのヴュルツブルクの眺望です。
ここからは、鮮やかな赤色が特徴的な教会、マリエンカペレを見ることができます。それより少し前には、マリエンベルク要塞と旧市街をつなぐアルテ・マイン橋と、その上でワインを嗜む人々が見えます。今夜はこの橋のすぐ近くにあるレストランで夜ご飯です。
こちらのレストランでは、ワインのテイクアウトもできるほか、店内での食事も可能。テラス席は川に突き出るように設計されていて、アルテ・マイン橋やマイン川を眺めながら食事ができます。
私はこちらのロゼワインと、
旅の最後を飾るメニューとして定番のドイツ料理、ソーセージとザワークラウト、そしてローストポテトを注文しました。安定の美味しさです。店内の雰囲気も温かみがあってとても満足しました。
夜にたまたま宮殿の前を通ると、綺麗にライトアップされていました。光に照らされ黄金色になった姿は荘厳で、この旅の締めくくりにぴったりでした。
ずっと行ってみたかったドイツ南部。文化、建築、食といった色々な面で発見があり、感動がありました。観光スポットやイベントなど、私の希望を聞いて連れて行ってくれた彼氏のご両親には、感謝しかありません。レストランで食事をする度に自分の料理を「試してみる?」と一口くれたママ、とんでもない走行距離を、毎日快く運転してくれたパパ。自分は恵まれているなあと思うばかりです。
そして、とても長くなってしまった今回の旅行記、読んでくださった皆さんにも感謝です。ありがとうございました☺︎