ふらふらドイツ暮らし

地に足つけたい日本人がドイツでいろいろ書きます。

ドイツ人彼氏パパママと行く南ドイツ1週間旅⑥ 進撃の巨人 城壁に囲まれた街ネルトリンゲン

前回のブログはこちらから。

 

bibi-tabu.hatenablog.com

こんにちは、びびです☺︎

旅も終盤、6日目はネルトリンゲンを訪れました。全長2.7kmの城壁に囲まれた楕円形のネルトリンゲンは、なんと1500年前に落下した隕石の跡地に造られた街です。そして「進撃の巨人」のモデルになったのではとも言われています。ロマンチック街道のメンバーでもあります。

クレーターの上にできた街でロマンチック街道沿いにあり、14世紀に造られた城壁に囲まれ、そのユニークな地形から大人気漫画のモデルとも噂されるネルトリンゲン…。もう宣伝文句がいっぱいありすぎて観光産業には困らなそうな街です*1

一旦ホテルにチェックインして荷物を置き、散歩がてら2.7kmの城壁の中をぐるりと回ってみることにしました。14世紀に建てられた屋根付きの城壁が当時のまま残っていて、その中を歩けるのはこのネルトリンゲンでしかできないようで、貴重な体験です。

城壁の中はこんな感じ。誰でもいつでも入ることができます。歴史を感じると同時に、これが何百年もの時を経て現在まで残っていることがいかに凄いことかを実感しました。

ネルトリンゲンの建物はほとんどすべてがオレンジ色に統一されています。城壁散歩中、古くなってくすんだオレンジ色になった屋根を新しい綺麗なオレンジに張り替えている方達もいました。

城壁内には全部で5箇所スタンプを押せる場所があり、5つのスタンプを全て集めて街の観光案内所に行くと景品がもらえるみたいです。完全に子供向けのスタンプラリーでしたが楽しそうだったので挑戦しました。(途中でこのカードを握りしめた5歳くらいの女の子とすれ違った時若干気まずかったです。)結果、城壁内の工事をしている箇所があってコンプリートならずでした。残念!

突如城壁の外側に超巨大な謎の罠が現れました。説明文を読むとこれはある芸術家さんの作品で、進撃の巨人との関係は全くないようです。でも、サイズといい設置された場所といい、もしかして本当に巨人の襲撃に備えちゃってるんじゃないの〜?と、想像を巡らせました。

2.7kmのお散歩の後は、城壁の中央、街のほぼ真ん中にある聖ゲオルク教会へやって来ました。ここへきた目的は、協会内にある塔を登って展望台からネルトリンゲンの街を眺めるためです。ミュンヘンのフラウエン教会でも86段の階段を上がって展望台まで行きましたが、この聖ゲオルク教会の展望台まで続く階段はなんと350段!次の日の筋肉痛を覚悟して挑みました。

木造の階段には壁など至る所に進撃の巨人のファンと思われる人たちが残した寄せ書き(落書き?)が書かれていました。

膝の震えに鞭打ってたどり着いた地上約90mの展望台からの景色がこちらです。360度街を見下ろすことができます。方角によっては城壁の外側に豊かな田園が広がっているところもあり、「城壁に囲まれた街」ならではの美しい眺めでした。

しばらく景色を堪能した後、「350段登ったということは、下らないといけない」という事実にショックを受けましたが、彼氏ママが「この後カフェで一休みしよう」と提案してくれたので頑張ることができました。

教会近くのカフェで、ケーキと紅茶をいただきました。Käsesahnetorte(ケーゼザーネトルテ)というこちらのケーキは、真ん中のチーズクリームをふわふわのスポンジで挟んだもの。クリームがあっさりしていて軽い口当たりなので、ぺろりと食べれる美味しさです。糖分摂取で体力を取り戻した後は、再び街散策に戻ります。

小さな小川が街の中を流れていました。この川も何世紀も変わっていないのでしょうか。

ネルトリンゲンは、昔ながらの面影を残した建物が多いのに加え、住んでいる方たちのセンスもすごく素敵だと思いました。家の前にアンティークベンチを置いたり、色とりどりのお花を植えたり。なんだか中世の人々の暮らしに迷い込んだかのような感覚でした。

中世の街並みが残る小さな街、ネルトリンゲンを堪能した6日目。7日目はいよいよ今回の旅の最後の目的地、ヴュルツブルクを訪れます。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎

良ければこちらも押していただけると喜びます。